伝統構法とは?

伝統構法とは?
西洋建築学の影響を受ける以前の日本建築のこと。「木の特性を活かし、木と木を組み上げて建物を構成する」のが最大の特徴。
社寺、数寄屋、民家などの日本建築を支えて来た建築技術です。
建信では、こちらの技術を用いて社寺の施工などをおこなっています。

伝統構法以外に現在は、在来工法という技術もございます。

【在来工法】
・プレスカット加工材
・合板、集成材など新建材
・金物接合
昭和25年以降の木造住宅に使われている工法。
鉄筋コンクリートの基礎を造り土台を乗せ土台と基礎はボルトで固定する。
筋違いまたは合板の壁が入る。
接合部は金物で補強する。
地震には筋違いと金物で対抗する。
-剛構造-設ける

【伝統構法】
・手刻み
・無垢材+自然素材
・木組み
戦前の木造建築の一般的な工法。
柱と水平は仕口、継手により接合される。
壁には貫が入るが筋違いは入らない。
元来礎石を置きその上に建物を乗せる。 地盤に緊結しない。
地震には揺れながらエネルギーを吸収する。
-柔構造-

【伝統構法の独自の技術要素】
木組み・・・木と木を組んで、構造体をつくる。
仕口(しぐち)・・・木同士の端部を凹凸に刻んで組み合わせる
貫(ぬき)・・・柱間は斜め材は使わず、直行する貫でつなぐ
土壁・・・藁(わら)スサをまぜて発酵させた土を小舞下地に何重にも塗り重ねる
軒(のき)・・・建物の周囲に傘をさしたように、屋根を外壁より延ばすことで建物を雨風や陽射しから守る
建具・・・開け閉てのできる可動の開口部を用いて、外回りや部屋間を仕切る
栓や楔(くさび)・・・金物接合でなく、木と木を木でつなぐ。
継手(つぎて)・・・木を延長する場合の独特の加工の工夫
小舞(こまい)・・・柱と貫との間に竹や板で格子を編み、壁の下地にする
石場建て・・・柱を基礎石に直置きする、建物と地面は緊結しない建て方
屋根・・・瓦、茅(かや)、板、柿、檜皮(ひわだ)など、身近な材料で葺く(ふく)
畳・・・藁床にい草の表を


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